2009年4月24日金曜日

ミア・ファロー、ダルフール問題に抗議してハンガーストライキ

ミア・ファロー、ダルフール問題に抗議してハンガーストライキ
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2009年4月24日 16時11分

体調管理には気を付けてください。-ミア・ファロー - Eamonn McCormack / WireImage / Getty Images
画像拡大 [シネマトゥデイ映画ニュース] 人権活動にも熱心な女優ミア・ファローが、スーダンのダルフール地方で起きている非人道的虐殺に抗議し、ハンガーストライキ(飲食を断つストライキのこと)を開始すると発表した。

 ガーディアン紙の電子版によると、ミアは「個人的な怒りを表現するため」ストライキを27日からはじめ、体が耐えうる限り続ける予定とのこと。ダルフールでは2003年にスーダン政府と反政府組織の争いが起こって以来紛争が続き、国連によると、この内戦により30万人が死亡、270万人以上が難民となっており、国連事務総長の潘基文氏は、この地で100万人以上の人が命の危険にさらされていると語っている。3月には、スーダンのバシル大統領に対し、黒人住民を虐殺したとして国際刑事裁判所から逮捕状が出たが、これによってスーダン国内で活動していた13の援助団体が追放されてしまった。ミアは、「正義と公正の意味を知る世界中のリーダーたちがスーダン政府に呼びかけ、すぐに援助の溝が埋められることを心から願って、このストライキを断行します」とコメントしているが、一方でスーダンの国連大使は、ハンガーストライキよりもミアがその名声を利用して、反政府軍を交渉の場に引き出すことに尽力してほしいと語っている。



http://cinematoday.jp/page/N0017807