ケリー米上院議員、スーダン訪問、ダルフール視察へ
【カイロ17日鈴木眞吉】米民主党のケリー上院議員は15日、スーダンに到着した。滞在は3日間。史上最悪の人道危機と称される西部ダルフール地方をも視察する。
同議員は、国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が発行されているバシル・スーダン大統領とは会談しないものの、バシル氏のアドバイザー、および、オスマン・タハ副大統領と会談する。
国連は、2003年以来ダルフール地方での戦闘などによる死者は約30万人に上るとしているのに対し、スーダン政府はわずか1万人としており、ケリー氏は事実の把握に努める意向とみられる。
1週間前には、スコット・グレイション駐スーダン米大使が同国を訪問しており、敵対国家との対話を掲げるオバマ米新政権の対スーダン政策が注目されている。
2009/4/17 17:33
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090417-173308.html