スーダンのPKO部隊襲撃、4人負傷 大統領逮捕状への反発か
2009.3.10 11:05
スーダンのバシル大統領 スーダン西部ダルフール地方に展開する国連平和維持活動(PKO)部隊の報道官は9日、同地方西部で部隊の兵士らが同日夜、何者かに銃撃され、4人が負傷したことを明らかにした。国際刑事裁判所(ICC)によりスーダンのバシル大統領に逮捕状が出された後、同部隊の襲撃は初めて。AP通信が伝えた。
スーダン政府は逮捕状発付に強く反発し、国内で人道支援に当たっていた13の非政府組織(NGO)を追放処分とするなど、国際援助団体の活動を妨害している。バシル大統領は処分を外交官やPKOにも拡大すると警告していた。
ダルフール地方には2007年末から国連とアフリカ連合(AU)が合同でPKOを派遣、約1万5000人が活動。スーダン政府は逮捕状によりPKO部隊へ危害を加えることはないとしていた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090310/mds0903101105002-n1.htm