2008年8月9日土曜日

五輪開幕で抗議デモ=チベット旗掲げ中国批判-欧州 

五輪開幕で抗議デモ=チベット旗掲げ中国批判-欧州 

【ロンドン8日時事】北京五輪開幕に合わせ、欧州各都市で8日、中国政府のチベット政策に抗議するデモが行われた。人々は「チベットに自由を」「中国よ恥を知れ!」などと口々に叫び、人権状況の改善を訴えた。
 ロンドンの中国大使館前でのデモには約400人が参加。五輪開会式開始時刻の午後1時(日本時間同9時)すぎには、掲揚したチベット旗に向かって「チベット国歌」を斉唱した。参加したロンドン在住の教師ポーラ・ホリングズさん(52)は「チベットを侵略したまま五輪を開催する中国は偽善的。世界は五輪後もチベットへの支援を続けるべきだ」と主張。在英チベット人のダラ・ツェリンさん(50)は「各国指導者は人権改善を中国政府に強く求めてほしい」と訴えた。
 この日はパリ中心部にある中国大使館近くでも、国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」の呼び掛けで抗議デモが行われ、数百人が集まった。(2008/08/08-23:36)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008080801094