2008年8月9日土曜日

北京で抗議の無許可ラジオ放送 国境なき記者団

北京で抗議の無許可ラジオ放送 国境なき記者団
 

【パリ8日共同】国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(本部パリ)は8日、中国の言論規制に抗議するため、五輪開幕を控えた北京で同日朝、無許可のFMラジオ放送を行ったと発表した。

 同組織は7日から8日にかけてパリやローマなどの主要都市で抗議集会を開催。3月にギリシャで行われた聖火採火式を混乱させたのを皮切りに、北京五輪に対する欧米の抗議活動の先頭に立っている。

 ラジオ放送は五輪開幕の12時間前となる北京時間の8日午前8時ごろ、約20分間にわたってフランス語と英語、中国語の3カ国語で行われた。国境なき記者団のメナール事務局長は「(中国当局は)われわれの北京入りを禁じたが、それでもわれわれは北京で非暴力の手段を用いて発言を行う。つまり検閲は無駄なのだ」と訴えた。

 放送では、中国政府に対し、言論の自由を求め、中国から海外に逃れた人権活動家らの声も紹介した。

http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008080801000904.html