2008年6月18日水曜日

北京五輪:聖火リレー 善光寺出発地返上 ダライ・ラマ事務所代表が謝意 /長野

北京五輪:聖火リレー 善光寺出発地返上 ダライ・ラマ事務所代表が謝意 /長野
 

北京五輪聖火リレーの出発地点を返上した長野市の善光寺に感謝の意を伝えるため、チベット亡命政府の駐日機関、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のラクパ・ツォコ代表が17日、同寺を訪ね、若麻績(わかおみ)信昭寺務総長と面会した。

 寺関係者によると、ラクパ代表は若麻績寺務総長に対し、スタート地点返上と中国政府の弾圧による犠牲者の追悼法要について謝意を伝えたという。善光寺は、リレー開催まで約1週間後に控えた4月18日、「チベット人権問題」を一因に出発地点の返上を決定。またリレー当日には、チベット自治区などで起きた暴動の犠牲者を追悼する法要を本堂で営んだ。【藤原章博】

毎日新聞 2008年6月18日 地方版
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20080618ddlk20040343000c.html