2008年6月21日土曜日

「年老いた女優」 政府批判の米女優をスーダン大使が口撃
2008.6.18 18:09


 国連安全保障理事会は17日、今世紀最悪の人道危機と指摘されるスーダン西部ダルフール紛争に関する非公式協議を行った。協議には紛争解決を訴える活動家としても知られる米女優ミア・ファローさんも出席、スーダンや中国政府批判を展開した。

 会合後、ファローさんは記者団に「安保理はこの問題に適切に対処してこなかった」と指摘。「中国という巨大な存在の支援がなかったら、スーダン政府は5年以上も(国際社会の要求を)突っ張り続けることはできなかったはずだ」と批判した。

 ファローさんの言動が注目を集めることに業を煮やしたのか、スーダンのアブダルハレーム国連大使はロイター通信に「ファローさんはすでに旬を過ぎ、年老いた女優だ。自分への関心をひきつけようとダルフール問題を利用している」と酷評したという。(ニューヨーク 長戸雅子)

http://sankei.jp.msn.com/world/america/080618/amr0806181809021-n1.htm