今までの国連のやって来なかった責任が現れですね。
国連事務総長、ダルフールを初訪問 国内避難民の抗議も
2007年09月06日09時59分
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は5日、紛争が続くスーダン西部ダルフール地方を初めて訪問した。200万人にのぼるとされる国内避難民の実情を知るためにキャンプを視察。「貧困と困難に直面する避難民の様子に衝撃を受け、粛然とした」と語り、治安の回復と和平への取り組みを強めることを強調した。
事務総長は同日、ダルフール地方の中心都市の一つ、エルファシェールで地元指導者や避難民代表者、非政府組織(NGO)関係者らと会談。その後、約4万8000人が暮らすアルサラム避難民キャンプを訪ねた。
避難民との会談では、周辺3カ所のキャンプの避難民が選んだ代表者を不服とする別の避難民グループが、国連スーダン派遣団(UNMIS)本部へ抗議に押しかけた。警備が緊急強化され、日程の一部が短縮された。
抗議したのは、国連が後押ししている和平に背を向けているアブドル・ワヒド・ヌル氏勢力の支持者とみられ、避難民の考えも一様ではない紛争の複雑さをのぞかせた。
記者会見で事務総長は「(抗議は)人びとのフラストレーションや怒りから出たものと思う。われわれは注意深く耳を傾けなければならない。避難民の間の意見の相違も長い苦しみの原因になっている」と話した。
http://www.asahi.com/international/update/0906/TKY200709060039.html