2007年9月5日水曜日

国連事務総長、スーダンなど訪問開始 ダルフール改善へ

国連の対応が注目されますね。

国連事務総長、スーダンなど訪問開始 ダルフール改善へ
2007年09月04日10時28分

 国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は3日、スーダン西部ダルフール地方の人道危機の改善を目指して、スーダン、チャド、リビア3カ国訪問を開始、スーダンの首都ハルツームに到着した。国連安全保障理事会が7月末に派遣を決めた平和維持活動(PKO)のための国連・アフリカ連合(AU)合同部隊(UNAMID)へのスーダン政府の全面的な協力を取り付けることなどを目指す。

 事務総長はダルフール地方の国内避難民キャンプなどを視察するほか、9日までの日程でスーダンのバシル大統領、チャドのデビ大統領、リビア最高指導者のカダフィ大佐との会談を予定している。

 最大2万6000人規模を想定する合同部隊は国連史上最大規模。しかし、PKOの成否は関係国の協力にかかっている。ダルフールの治安情勢は最近再び悪化しており、事務総長は「一刻の無駄も許されない」として自ら各国に働きかける。また、スーダン政府とダルフール地方の反政府勢力との本格的な和平協議を始めるように促す。

 ダルフール地方では03年から政府に近いアラブ系民兵組織が黒人住民を無差別に襲い、約20万人が死亡、約200万人が国内避難民になっているとされる。

http://www.asahi.com/international/update/0904/TKY200709040047.html