河村官房長官:スーダン特使に遺憾の意伝える
河村建夫官房長官は1日、スーダン・バシル大統領の特使として来日中のジャズ財務・国民経済相と首相官邸で会談した。バシル大統領には、同国のダルフール紛争をめぐる戦争犯罪容疑で国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているが、ジャズ氏は「不公平で、反政府勢力との和平プロセスに悪影響を与える」と述べた。河村氏は「日本はICCの独立性と決定を尊重する」と語り、議論は平行線だった。
河村氏は同地域で活動していた13のNGO(非政府組織)が追放されたことに関しても、「人道復興支援に大きな障害が生じる」と遺憾の意を伝えた。【坂口裕彦]
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090402ddm005010066000c.html