2009年3月3日火曜日

ジョージ・クルーニーがオバマ米大統領に直談判

ジョージ・クルーニーがオバマ米大統領に直談判
国連平和大使としてダルフール紛争への支援策を提案
2009/02/25

国連平和大使のジョージ・クルーニー(C)Paul Morigi/WireImage/ゲッティイメージズ

クルーニーとダルフール紛争について意見を交わしたバラク・オバマ米大統領(C)Jemal Countess/WireImage/ゲッティイメージズ ハリウッドがアカデミー賞授賞式に沸いているころ、ワシントンD.C.ではジョージ・クルーニーがバラク・オバマ米大統領と面会していた。

 クルーニーはオスカー翌日の23日(月)、CNNのトーク番組「ラリー・キング・ライヴ」に出演。スーダンのダルフール地方における人道的危機について、オバマ大統領と意見交換したことを明らかにした。

 国連平和大使のクルーニーは、25万人の難民が生活するチャドのキャンプを訪問したことを報告。ダルフール救援組織「Save Darfur」が集めた25万枚のポストカードを、オバマ大統領とジョー・バイデン副大統領に手渡したという。

 さらに、現地の状況をホワイトハウスへ直接伝える常駐の地方特使を任命するよう提案。また、ビジネスにおける関心を優先させる中国に対し、スーダンに残虐行為をやめるべく働きかけるよう依頼してほしいと伝えたという。

 2003年にぼっ発したダルフール紛争では、既に30万人が殺害され、約250万人が難民となっている。来週には国際刑事裁判所が、スーダンのオマル・アル=バシール大統領への逮捕状を発行するかどうかの判断を下す予定だ。

 クルーニーいわく、6回目の訪問の際にはスーダン政府がビザの発行を拒否したため、特別なルートがアレンジされたという。

 なお、クルーニーはNBCの人気テレビ・シリーズ「ER」の最新エピソードにジュリアナ・マルグリーズとともに出演することを認め、「楽しみだよ」とコメントした(1月24日関連記事)。


http://www.varietyjapan.com/news/showbiz/2k1u7d00000jpqh6.html