スーダンPKOで陸自隊員派遣へ 政府、2人を10月下旬に
政府は27日、スーダン南部に展開している国連平和維持活動(PKO)スーダン派遣団(UNMIS)の司令部へ、陸上自衛官2人を10月下旬までに派遣する方針を固めた。
国連平和維持活動協力法に基づく派遣で、期限は来年の6月30日まで。実施計画と関係政令は10月3日にも閣議決定する。
司令部はスーダンの首都ハルツームにあり、治安情報のデータベース管理や物資調達、輸送の調整などの任務に就く。スーダン南部は2005年に20年以上続いた内戦が終結、復興途上の段階にあり、派遣団には現在70カ国以上の1万人弱が参加している。
政府は当初「平和協力国家」を掲げた福田康夫前首相の下、国連の要請に基づき道路整備や地雷除去のために施設部隊を派遣することも検討したが、「現地の治安状況が不安定」として見送り、司令部に2人を派遣することになった。現在、日本のPKO活動はゴラン高原とネパールで行われている。
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008092701000380.html