2008年8月27日水曜日

スーダン・ダルフール:MSF、カルマ・キャンプから49人の負傷者を避難させる

スーダン・ダルフール:MSF、カルマ・キャンプから49人の負傷者を避難させる
2008年08月27日掲載


国境なき医師団(MSF)は銃撃によって重傷を負った49人の患者をスーダン・ダルフール地方にあるカルマ・キャンプからニヤラにある病院まで避難させた。カルマ・キャンプでは9万人以上の人が生活しており、ダルフール地方で最大規模の避難民キャンプの一つである。8月25日早朝の銃撃を受けて、MSFは少なくとも65人の負傷者をキャンプ内にある診療所に受け入れられた。受け入れられた人の半分以上は女性と子どもであった。MSFは救急治療のため、重傷を負った患者49人を近隣の町ニヤラにある病院まで避難させる安全な経路の確保に成功した。夜半にかけて、患者一人が亡くなった。

チームは、銃創を負った人びとと通常の外来患者の両方に医療ケアを提供すべく、今日キャンプに戻ることを試みる予定である。この銃撃事件は、6千棟あまりの仮設住宅を破壊した最近の洪水被害に何とか対応しようと懸命な努力を続けてきたキャンプの人びとに、更なる負担をかけるものである。
http://www.msf.or.jp/news/2008/08/1188.php