2008年8月22日金曜日

チベット:ダライ・ラマ「18日のデモで中国軍が発砲」

チベット:ダライ・ラマ「18日のデモで中国軍が発砲」
 【パリ支局】フランスを訪問中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は21日付の仏ルモンド紙に掲載されたインタビューで、「チベット東部のカム地方(中国チベット自治区、四川・青海・雲南省にまたがる地域)で今月18日にあったデモの参加者に中国軍が発砲した」と話した。

 AFP通信の取材に、ジュネーブ駐在のダライ・ラマの代理人は「事件は四川省甘孜で起きた」と話した。一方、記事には「140人が殺された」というダライ・ラマの発言が出ているが、ダライ・ラマ事務所はそのような発言を否定した。

 ダライ・ラマはインタビューで「3月の暴動以降、チベット自治区ラサで400人以上が殺されたとの目撃情報がある」と語った。

毎日新聞 2008年8月22日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20080822ddm007030037000c.html