2008年8月3日日曜日

大統領訴追の是非検討も

2008年08月01日(金)12時04分
大統領訴追の是非検討も
ダルフールPKO決議採択


 【ニューヨーク31日共同】国連安全保障理事会(15カ国)は31日、スーダンのバシル大統領に対する国際刑事裁判所(ICC)の訴追手続きをめぐり紛糾が続いていた同国ダルフール地方の平和維持活動(PKO)部隊の任務延長の決議案について、アフリカ側の主張を受け入れ訴追の是非の検討に含みを持たせた1節を加え、賛成14で採択した。米国は棄権した。
 訴追手続きが進めばダルフールの和平協議などに悪影響を与えるとする南アフリカなどアフリカの安保理メンバー国は、ICCに訴追手続きの凍結を求める1文を決議案に入れるよう要求、欧米側はICCの捜査とPKO延長とは別として反対していた。決議案を作成した英国などは最終段階で歩み寄ったが、米国は譲らなかった。

http://www.sannichi.co.jp/kyodo/news.php?genre=World&id=2008080101000386.xml