2008年8月9日土曜日

北京五輪の米国代表団の旗手は元スーダン難民、選手団決める

北京五輪の米国代表団の旗手は元スーダン難民、選手団決める

北京五輪開会式で米選手団の旗手を務める元スーダン難民のロペス・ロモング選手北京(CNN) 米国オリンピック委員会は8日までに、北京五輪開会式での米国選手団の旗手を、陸上男子1500メートルに出場する元スーダン難民のロペス・ロモング選手(23)が務めると発表した。米選手団が選出したという。


同選手は、虐殺などの人道危機に襲われるスーダン西部のダルフール紛争への国際的関心を求め、スポーツ選手で組織する「チーム・ダルフール」の一員。


同選手は6歳の時、内戦中のスーダンを家族と共に脱出したが途中で離ればなれになり、ケニアの難民キャンプに逃れた。ここで10年を過ごした後、米国に難民として移住していた。昨年7月には米国籍を獲得している。


今年の全米選手権男子1500メートルで3位に入り、北京五輪への出場権を得た。

http://www.cnn.co.jp/sports/CNN200808080024.html