2008年5月28日水曜日

81カ国で拷問・虐待続く アムネスティ年次報告

81カ国で拷問・虐待続く アムネスティ年次報告


 【ロンドン28日共同】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は28日、世界の81カ国以上で人々がいまだに拷問・虐待を受け、54カ国以上で不公正な裁判制度が存続しているなどと指摘した2008年版の年次報告を発表した。

 カーン事務総長は、国連が1948年に世界人権宣言を採択してから60年となる今も「不正義、不平等がまん延している」と各国指導者の取り組み不足を批判。またテロ容疑者を裁判なしに無期限に拘束する米政府の姿勢をあらためて非難し、「米大統領選で誰が当選しても、次期大統領は12月10日(の世界人権デー)にグアンタナモ米海軍基地の収容所の閉鎖を発表すべきだ」と訴えた。

 国際社会が直ちに取り組むべき問題として、スーダン西部ダルフール地方、ジンバブエ、パレスチナ自治区ガザ、イラク、ミャンマーでの人権危機5つを特に名指しして強調。
http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008052801000439.html