2008年4月15日火曜日

ダライ・ラマと米国務次官、21日に会談

ダライ・ラマと米国務次官、21日に会談
 

【ワシントン=弟子丸幸子】ケーシー米国務省副報道官は14日の記者会見で、訪米中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世とドブリャンスキー米国務次官が21日に会談すると発表した。中国チベット自治区の3月の大規模騒乱以降、米政府当局とダライ・ラマとの会談が明らかになるのは初めてで、中国政府の反発も予想される。

 会談内容については「ダライ・ラマと中国当局の対話を継続することの重要性について議論する」と説明。ドブリャンスキー氏が就任以降10回にわたり、ダライ・ラマと会談していたことも公表した。米政府が水面下で接触してきたのは中国政府との関係を考慮してきたためで、チベット問題への国際的な関心の高まりを受け、会談を公にすることで、中国の人権問題への米政府の強い関心を改めて中国政府に示す狙いがあるとみられる。(13:02)


http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080415AT2M1500J15042008.html