2008年3月13日木曜日

クルーニーが北京五輪スポンサーに圧力、ダルフール紛争で

クルーニーが北京五輪スポンサーに圧力、ダルフール紛争で


ロンドン(AP) 米人気俳優ジョージー・クルーニーさんが11日、英BBCのウェブサイトで、北京五輪のスポンサーにダルフール紛争問題を取り上げるよう、圧力をかけていると述べた。


クルーニーさんはスーダン西部のダルフール紛争に関心が高く、さまざま方面に解決を呼び掛けており、国連平和大使に任命されている。


北京五輪のスポンサーである時計大手オメガの幹部と、ダルフール問題で話し合ったというクルーニーさんは、中国がダルフール政府へ何らかの行動を起こすよう、これからも根気強く訴え続けていきたいとしている。


オメガは1932年から五輪のオフィシャル・スポンサー。ニック・ハエック最高経営責任者(CEO)は、「(クルーニーさんの)ダルフール紛争に対する強い意志を尊重し、考えを共有した」と答える一方で、「我々のポリシーは、政治に介入しないこと」で、五輪はスポーツの大会であり、世界の平和と相互理解が目的だと述べるにとどまった。


ダルフール紛争では、20万人以上が殺され、約250万人が難民となっている。国連をはじめ世界各国がダルフール問題解決を訴える米映画監督のスティーブン・スピルバーグさんが、2月中旬に北京五輪の芸術顧問を辞任している。


http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200803120025.html