2008年2月21日木曜日

人権問題で協賛辞退なし、北京五輪組織委が強調

人権問題で協賛辞退なし、北京五輪組織委が強調
 

【北京20日共同】北京五輪組織委員会の袁斌・市場開発部長は20日、当地で記者会見し、国際人権団体が同五輪の協賛企業に対し、中国に人権問題の改善を働き掛けるよう求めていることについて「そうした圧力でスポンサーを降りると言っている企業はない」と強調した。

 会見には組織委員会の公式パートナー、アディダス社の中国人担当者も同席。「われわれはその国の政治に口は出さない」と述べた。

 この問題では先週、米映画監督のスピルバーグ氏が深刻な人道危機が続くスーダン・ダルフール紛争に対する中国の外交姿勢を不満として同五輪の芸術顧問を辞退。中国には、国内のチベット問題や人権活動家の弾圧などでも批判が出ている。


http://sports.nikkei.co.jp/news.cfm?i=2008022007363n0