2008年2月15日金曜日

著名人ら、北京五輪を批判・ボイコット関連

五輪芸術顧問辞退に遺憾表明 中国、スピルバーグ氏批判


 【北京14日共同】中国外務省の劉建超報道局長は14日の定例記者会見で、米映画監督スティーブン・スピルバーグ氏がスーダン・ダルフール問題に対する中国政府の外交姿勢への不満から北京五輪の芸術顧問を退くと発表したことについて「遺憾に思う」と批判した。

 劉局長は深刻な人道危機が続くダルフール情勢安定のため中国は努力していると強調する一方、ダルフール問題を北京五輪と結び付けようとしている人物がいるとして「政治目的があるなら受け入れられない」と指摘した。

 今後の対応については「北京五輪の準備は順調に進んでおり、中国国民は世界の才能ある芸術家らと協力し、世界の人々に素晴らしい五輪の開幕式を披露するだろう」と述べ、スピルバーグ氏抜きで準備を進めていく方針を強調した。

(2/14 21:16)

http://www.kobe-np.co.jp/knews/0000837130.shtml

中国、スピルバーグ氏の北京五輪顧問の辞退は「遺憾」
2008年02月14日 20:53 発信地:北京/中国
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中国の北京(Beijing)で、北京五輪スタジアムの模型を見る米映画監督スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)氏(中央)と中国映画監督の張芸謀(チャン・イーモウ、Zhang Yimou)氏(左から2人目、2006年4月16日撮影)。(c)AFP



【2月14日 AFP】中国政府は14日、米映画監督スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)氏が北京五輪の芸術顧問を辞退したことを「遺憾」とする声明を発表した。

 スピルバーグ氏は、今夏開催される北京五輪の開会式および閉会式の芸術顧問就任を要請されていたが、スーダン西部ダルフール(Darfur)地方で続く紛争への中国政府の対応を不服として、12日に同職を辞退すると発表した。同氏は、ダルフールでの人道問題解決に向け中国政府はスーダン政府に強く働きかけるべきだと主張している。

 こうしたスピルバーグ氏のコメントについて、中国外務省の劉建超(Liu Jianchao)報道局長は同日の定例記者会見で、「遺憾に思う」と述べた。

 また、北京五輪組織委員会(Beijing Organizing Committee for the 2008 Olympic Games、BOCOG)のZhu Jing広報担当も「ダルフール問題の解決に向け中国政府が不断の努力を続けていることは、公正な国際社会も認識している」と述べ、「同問題と北京五輪を同一視すべきではない」との認識を示した。

 スピルバーグ氏が辞退を発表した同日、南アフリカのデズモンド・ツツ(Desmond Tutu)大主教を始めとして、ノーベル賞受賞者、五輪選手、作家、俳優らが連名で、スーダン政府に圧力をかけダルフールでの非人道的行為を停止させるよう要請する書簡を、胡錦濤(Hu Jintao)国家主席に送っている。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2350789/2641171





スピルバーグ氏の行動に賞賛したいです。中国側の、「遺憾に思う」ですが何時もの強い調子でないのも
動揺の現われの感じがします。ノーベル賞受賞者の胡錦濤国家主席への書簡も
すばらしい活動です。日本のノーベル賞受賞者で平和運動を推進している
作家の大江健三郎などは何故、ダルフール問題に声を上げないのか非常に不思議です。