【ニューヨーク３１日時事】国連平和大使に任命された俳優ジョージ・クルーニーさん（４６）が３１日、国連本部で就任式に臨んだ。クルーニーさんは新たな職務について、「パーティー後に酒を飲んでいればいいアカデミー賞（受賞俳優）なんかよりずっと重大な責務」と述べ、スーダン西部ダルフール地方の紛争解決などに向け、各方面に働き掛けを強めていく方針を示した。
クルーニーさんの担当は平和維持で、この日に先立ち、国連高官と共に平和維持活動（ＰＫＯ）の始まったダルフールなどを訪れ、現場を視察する力の入れようだ。
就任式後の記者会見では、「国連だけが救いの手を差し伸べることができる」「世界が注目しており、失敗するわけにはいかない」とダルフールＰＫＯなどの意義を力説。「有名人はカメラマンを連れて歩き、問題に目を向けさせることが可能だ。それがわたしの役目」と意気込みを語った。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008020100179
