2007年10月15日月曜日

反政府勢力「村襲撃で40人死亡」ダルフール和平に暗雲

ダルフール問題がなかなか安定しませんね。もっと積極的な国際社会の取り組みが
必要ですね。

反政府勢力「村襲撃で40人死亡」ダルフール和平に暗雲
2007年10月09日23時33分

 スーダンからの報道によると、同国西部ダルフール地方の反政府勢力でただ一つ政府と和平合意したスーダン解放軍(SLA)主流派は9日、政府軍が同派支配下の村を襲撃し、同派兵士5人と住民少なくとも40人が死亡したと述べた。27日からリビアで開かれる予定のダルフール紛争解決のための和平協議の行方に影響しそうだ。

 同派報道官はロイター通信に「ほかに80人が行方不明で、多くのけが人がいる」と話した。同派は昨年5月に政府との和平文書に調印し、指導者のミナウィ氏は現在、バシル大統領の特別顧問を務めている。

 AFP通信によると、和平に応じていない反政府勢力各派に27日の和平協議に参加するよう説得するためダルフール地方を訪問中だったミナウィ氏が、事件を聞いて訪問を切り上げたという。

 ダルフール紛争は03年、アラブ系中心の政府に不満を募らせた黒人系住民が蜂起して始まった。これまでに戦闘や食糧不足で20万人以上が死亡、約250万人が避難した。27日の和平協議は、9月にスーダンを訪ねた潘基文(パン・ギムン)国連事務総長とバシル大統領が開催で合意、国連が全面協力することになっている。

http://www.asahi.com/international/update/1009/TKY200710090492.html