2008年6月25日水曜日

G8外相会合 ウエルカム

G8外相会合 ウエルカム
案内ボランティア 60人活躍

「笑顔で応対したい」と語る山林さん(京都市中京区)
 2日後に迫った京都市で開かれる主要国(G8)外相会合(26、27日)では、外国人に応対する約60人の案内ボランティアが活躍する。すでに研修を終え、主に左京区の国立京都国際会館内に設けられる国際メディアセンターや、社寺、京都駅前で海外の報道陣を案内する予定だ。英語で京都を伝えようと張り切っている。

 ■報道陣らに「京伝える」

 ボランティアは、古都を訪れる関係者を温かく迎えようと、京都府や京都市、地元経済界などでつくる同会合の京都支援推進協議会が募集した。

 京都市南区の同志社女子大4年、山林美菜子さん(21)は最年少。入学当初から大学の専門コースなどで英語を積極的に学んだ。「これまでに培った英語力で役に立ちたい」と今回応募した。

 1年生で留学したニュージーランドでアフガニスタンからの視点で描かれた「9・11米同時多発テロ」のテレビ番組を見た。「一方通行でない考え方を知った」。現在はスーダンのダルフール紛争や地球温暖化などに関心を持ち、「会合を通じて知った国際問題に今後も関心を持ち続けたい」という。

 73歳の堀江精一さんは=上京区=は、昨年5月に市内で開かれたアジア開発銀行(ADB)年次総会でもボランティアをした。

 市内の種苗会社に勤め、40代で米国に4年間勤務し英語力を鍛えた。退職後、2003年に京都であった世界水フォーラムで初めてボランティアをした。「知らなかった国の問題に触れ、充実感があった。今回も京都の魅力を知ってもらう働きができれば」と意気込む。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008062400100&genre=G1&area=K00