2008年5月8日木曜日

チベット問題、胡主席が強硬姿勢を示す・日中首脳会談

チベット問題、胡主席が強硬姿勢を示す・日中首脳会談
 

日中首脳会談ではチベット問題を巡る発言に注目が集まった。中国政府と最高指導者ダライ・ラマ14世側との直接対話の直後だったが、胡錦濤国家主席は「人権問題ではない。祖国の分裂か統一かという国家主権の問題だ」などと強硬姿勢を崩さず、福田康夫首相も深入りは避けた。

 胡主席は会談で3月のチベット自治区での騒乱に自ら触れ「重大な暴力的な犯罪行為だ」と批判。記者会見でも「ダライ・ラマ側が祖国分裂の活動を停止し、暴力を策動・扇動することを停止し、北京五輪の破壊を停止することを望む」などと言及した。(07:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080508AT3S0701307052008.html