2008年5月18日日曜日

スーダンPKOに自衛官、司令部に3~4人派遣

スーダンPKOに自衛官、司令部に3~4人派遣
 

政府は16日、スーダン南部に展開する国連平和維持活動(PKO)部隊の「国連スーダン派遣団(UNMIS)」司令部に、自衛隊の要員3~4人を派遣する方針を固めた。

 PKOの実態や安全に関する現地情報を収集し、陸自部隊の派遣も検討する。

 石破防衛相は16日の閣議後の記者会見で、UNMISへの自衛隊員派遣について「主体的にそして積極的に考えていかなければいけない」と述べた。

 今月末のアフリカ開発会議や、アフリカ支援が主要テーマの一つとなる北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)を控え、議長国としてアフリカの平和構築に積極的な姿勢をアピールする狙いがある。

 UNMISはスーダン南部での和平合意の履行確認や地雷除去支援などを行っており、司令部はスーダンの首都ハルツームに置かれている。「危険な任務」と言われている同国西部・ダルフール地域で展開中のPKOとは別の活動。

 自衛隊員のPKO司令部派遣は、国連東ティモール暫定統治機構(UNTAET)などの例がある。

(2008年5月16日14時48分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080516-OYT1T00491.htm?from=navr