2008年4月29日火曜日

サルコジ大統領、チベット問題「対話に向け努力」

サルコジ大統領、チベット問題「対話に向け努力」
4月25日11時45分配信 産経新聞


 【パリ=山口昌子】フランスのサルコジ大統領は24日夜(日本時間25日未明)、就任1年を総括するテレビ・ラジオ会見を行った。チベット問題については、「ダライ・ラマ14世と中国政府の対話の条件の創設を試みる」とし、北京五輪開会式まで対話に向けて努力する方針を示した。

 サルコジ大統領は「中国をのけ者にすることを望まない」とし、人道危機が高まるスーダン西部ダルフール地方での国連の取り組みや、イラン核開発問題への対処でも、国際社会における中国の役割に一定の評価を与えた。また、開会式のボイコット問題に関しては、欧州連合(EU)で共通の立場をとるために可能な努力をすると述べた。フランスは7月からEU議長国を務める。

 一方、北京では同日、大統領特使のラファラン元首相が胡錦濤国家主席らと会談した。大統領の親書を渡し、抗議デモなど反仏運動の沈静化に協力を依頼したとみられる


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080425-00000920-san-int