2008年4月9日水曜日

仏大統領、対話再開を重視する考え

仏大統領、対話再開を重視する考え


 北京オリンピックの開会式への出席をめぐり、フランスのサルコジ大統領は「中国とダライ・ラマとの対話が再開するかどうかに応じて、参加条件を決めることになる」と語り、開会式出席の判断には対話の再開を重視する考えを明確にしました。

 AFP通信などによれば、サルコジ大統領は8日、パリの聖火リレーの混乱について、「誰にとっても悲しい見世物になってしまった」とコメントすると共に、「北京オリンピックが平静に行なわれるための解決は、中国政府とダライラマが対話を再開する事にある」と述べました。

 さらに、「両者の対話が再開するかどうかに応じて、フランスの開会式への参加条件を決めることになる」と述べ、開会式ボイコットの可能性を示唆すると共に、出席には、両者の対話再開を重視する考えを示しました。

 これまでサルコジ大統領は、北京オリンピックへの対応について、「全ての選択肢が開かれている」と述べ、開会式ボイコットの可能性を否定していませんでした。

 今回の発言は、7日の聖火リレーの混乱を受けて、両者の対話による解決をあらためて明確に求めたものと見られます。(08日23:32) TBS

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3823593.html