2008年4月5日土曜日

2008/04/05-10:05 厳戒態勢下で市内横断=6日にロンドン入り-北京五輪聖火リレー

2008/04/05-10:05 厳戒態勢下で市内横断=6日にロンドン入り-北京五輪聖火リレー


 【ロンドン4日時事】

2日にカザフスタンのアルマトイをスタートした北京五輪の聖火リレーは6日にロンドンに到着する。当日はチベット暴動などを受け、中国当局に反発する人権団体の抗議活動が計画されており、厳戒態勢の中でのリレーが予想される。
 聖火リレーは、ロンドン市内を西から東へ約50キロ横断。見物人は10万人にも達するとみられている。祭典を盛り上げる各種行事も用意されているが、チベット系団体が数カ所でデモを予定。英メディアによると、スーダンのダルフール紛争に対する中国の対応に反発する市民団体などもデモを準備しているという。
 ロンドン警視庁は2000人の警官を動員、100万ポンド(約2億円)の費用をかけ、警備態勢を整える。当日はリレーの起点となるウェンブリー競技場でもサッカーのイングランド協会(FA)カップ準決勝もあるため、人員配置にも苦労する一日になりそうだ。
 当初走者で予定されていた身障者の喜劇女優がチベット問題に異議を唱える形で辞退を決めて波紋を呼んでいるほか、中国の駐英大使が予定通り走者を務めるかも関心を集めている。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008040500129