2008年3月22日土曜日

北京五輪、ボイコットはあるか?

北京五輪、ボイコットはあるか?



穏健派vs.過激派、チベットは路線分裂!

チベット暴動で、北京五輪開幕式をボイコットする国が出るか?!  3月14日、中国政府のチベット政策を巡り、チベット自治区で発生したデモ隊と武装警察隊との衝突。その余波は、周辺地域にも飛び火していますが、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は、暴動への関与を否定。チベット人の同胞に対し、過激な行動を慎むよう自制を求めていますが、チベット人社会も一枚岩ではありません。ダライ・ラマが、中国との対話を通じた「高度な自治」を求めているのに対し、急進派グループはチベット独立を主張。どこの世界でも、穏健派vs.過激派の路線対立は、避けられない……。

開幕式ボイコットを巡り、各国はどう出る?
こうしたデモ活動に対し、中国政府側は武力鎮圧で対応。その手荒い姿勢に、国際社会の風当たりが強まっています。フランス外務大臣は18日、「五輪開幕式のボイコットについて、EU(欧州連合)27ヵ国で討議することを排除しない!」。一方、アメリカの国務次官補は、「五輪は、中国が人権問題などでの進展を世界に示す機会」と、ボイコットは求めない考え。ちなみに、日本政府は「ボイコットの可能性はない。五輪は成功裏にやってもらいたい」(高村外務大臣)。現在のところ、人権重視で批判を強めるヨーロッパ、様子見のアメリカ、アメリカ追随路線?の日本という構図か……。ただ、今後の中国政府の対応いかんによっては、ボイコットの可能性も捨て切れないと言えそうです。

https://allabout.co.jp/career/jijiabc/closeup/CU20080321M/


ALL ABOUTより紹介します。