2007年7月22日日曜日

スーダン/EU・ダルフール:忍び寄る飢餓の脅威 2007/07/22

どうもダルフール問題での欧州各国の対応が
目立ちますね。日本政府もしっかり対応して欲しいですね。

スーダン/EU・ダルフール:忍び寄る飢餓の脅威 2007/07/22

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【ブリュッセルIPS=デビッド・クローニン、7月11日】

 785名の議員で構成される欧州議会(European Parliament)は先週木曜日、ダルフール地域で依然深刻な被害をもたらしている人権侵害に関与しているとされる人物に対して渡航禁止や資金凍結を行うことを求めた決議案に賛成票を投じた。

 これに先立つ形で先月30日から今月6日まで、5名の欧州議会議員(MEP)がダルフール地方を訪問し、無差別な暴力や攻撃で住居を追われた難民の惨状を直接目にした。

 ドイツ緑の党、フリッチョフ・シュミット氏は「ダルフールでは2003年以降、避難を余儀なくされた250万人もの難民への食糧の配給が(治安の悪化により)困難になっている」

 「今後、現地での治安状況が回復しない場合、援助機関からの支援物資の配給が滞り、避難民への支援活動は大きく後退するだろう。そして今度は飢餓の脅威が迫っている」と警告した。

 ダルフールを訪問した議員の1人、ジョセップ・ボレル氏は「EUが派遣した『アフリカ連合ダルフール派遣団(AMIS)』の活動は現在のところ十分な成果をもたらしていない。AMISとは異なる別の派遣団をダルフールに配備する必要があると思う」と語った。

 一方、国際刑事裁判所(International Criminal Court: ICC)のルイス・モレノ・オカンポ検察官は、人道問題担当相アハマド・ハルン、および民兵組織『ジャンジャウィード』幹部のアリ・クシャイブの2名を戦争犯罪と人道に対する罪51件に関与したとして名指しで非難し、正式に訴追するとしている。

 終わりのない暴力の連鎖に苦しむダルフール市民に迫る『飢餓の危機』について報告する。(原文へ)

翻訳/サマリー=松本宏美(Diplomatt)/IPS Japan浅霧勝浩

http://www.news.janjan.jp/world/0707/0707219446/1.php


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