2007年6月18日月曜日

ダルフール問題の新たなる展開

スーダンが国連やアフリカ連合の平和維維持軍の受け入れを認めました。
新たなる展開です。


2007/06/18-07:25 合同部隊のダルフール展開、スーダン大統領が受け入れ確認=安保理代表団
【ハルツーム17日】スーダンを訪問している国連安全保障理事会の代表団は17日、国連とアフリカ連合(AU)の合同平和維持部隊の同国西部ダルフール地方への展開について同日、スーダン政府の無条件同意を取り付けたと発表した。同代表団が同日、バシル・スーダン大統領と会談した後、南アフリカのクマロ国連大使が記者会会見で明らかにした。(写真はスーダンの首都ハルツームでパレードするルワンダの国連平和維持部隊、2007年5月撮影)
 クマロ大使は「バシル大統領は合同部隊の展開に異議を唱えなかった。スーダンは合同部隊をいかなる条件も付けずに受け入れた。受け入れはバシル大統領によって確認された」と語った。バシル大統領はこれまで、最大2万3000人から成る国連・AU合同部隊の受け入れに反対する立場をとってきた。しかし、国際的な圧力の高まりと国連制裁強化の動きなどから、スーダン政府は先週、合同部隊の受け入れに原則同意した。同政府は国連の平和維持活動については、ダルフールでパトロール任務に就いているAU部隊7000人の後方支援しか認めていなかった。
 国連の潘基文事務総長はスーダンの原則同意について、画期的な進展と歓迎した。ただ米国は疑念を表明し、新たな制裁を科す意向を示していた。米国は4年にわたるダルフール紛争で、スーダン政府が反政府運動を展開している少数民族を虐殺していると非難している。 〔AFP=時事〕


http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_int&k=20070618012954a