2007年5月21日月曜日

スピルバーグ監督、中国主席に書簡=ダルフール問題で行動求める




前回はアメリカの下院議員の中国政府への書簡を紹介しましたが

今回はスピルバーグ監督が中国政府に対しいてダルフール問題へ

協力を求める書簡を送りました。








より転載


ロサンゼルス11日】映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏(写真)はこのほど、中国の胡錦濤国家主席に書簡を送り、スーダン西部のダルフール地方で続く紛争を収拾させるため、スーダン政府に圧力を掛けるよう要請した。
AFP通信が11日入手した書簡の中でスピルバーグ氏は中国に対し、ダルフールへの国連平和維持軍派遣を拒否しているスーダン政府を説得して、同軍を受け入れさせてほしいと呼び掛けた。同氏は来年開催される北京五輪組織委員会の芸術顧問を務めている。
国連によると、ダルフール紛争では、これまでに20万人が死亡し、200万人が避難を強いられた。スーダン政府は、死者数は9000人だけと主張している。
中国は国連安全保障理事会の常任理事国で、スーダンに多額の投資をしているにもかかわらず、同国政府に影響力を行使していないと批判されている。中国はスーダンから大量の石油を輸入するとともに、同国へ武器を輸出している。
10日には、100人以上の米議員がこの問題で、直ちに行動を起こすよう中国に強く呼び掛ける書簡に署名している。〔AFP=時事〕